「君の心に火がついて」
自分自身の本当の気持ちを知ったとき、
あなたは世界を恨むか、
自分を変えるか選ばないといけない。
と言われているような本です。
私は、読み終わった後に涙が溢れてきました。
けど、
この涙が感動なのか、痛みなのか、苦しみなのか、共感名なのか。
なんで泣いているのかさえも分からない感動がありました。
どうしようもなく心が震え、見ていなかった孤独に気が付いてしまう。
優しくも厳しい この本は共感できない人にこそ読んでほしい。
1. はじめに 「君の心に火がついて」の概要
【タイトル】 | 君の心に火がついて |
【著者】 | ツルリンゴスター |
【ジャンル】 | 日常・生き方 |
【あらすじ】
宇垣美里さん(フリーアナウンサー)推薦!
「狭苦しいこの世界で
人形のままでいられたら
どれほど楽だったろう
言葉を 炎を 魂を持った私たちは
もうこの道以外は選べない
私が私であるために」
Twitterで人気の作家・ツルリンゴスターが、WEBメディア『DRESS』に連載した人気創作漫画に描き下ろしを加え、434Pの大ボリュームで書籍化。
夫婦のすれ違い、
男女の恋愛に違和感を持つ女子高生、
60歳からの新しい恋、
男子高校生のメイクなど
「常識」ら外れてしまうから、
大切な人をこれ以上傷つけないために私が我慢すれば…と、
自分の気持ちに蓋をしてきた主人公たち。
そこへ、人間の心に灯る“火”を食べて生きる妖怪・焔(ほむら)が突然現れては、心の中に灯る小さな火を見つけ、変化を生み出していく8つの物語です。
【引用】君の心に火がついて.“君の心に火がついて”. コミックエッセイ劇場.
https://www.comic-essay.com/episode/392/, (2023/07/20)
2. 「君の心に火がついて」の感想・見どころ
ここに感想も見どころも書く内容は陳腐に思えてきてしまう内容です。
いつもの
わかるよぉぉぉ!!!!!!
みたいなテンションにならない作品です。
実際、この本を読んで私自身が
作品の誰かの悩みに共感したり、
理解したり、
悩んだ経験を思い出すことは無かったです。
でも、何か自分にある炎を絶やさないようにしたい。そう思える。
本作品は主に女性が家庭、職場、友人、恋愛、結婚、家族
それぞれの生活の中で感じる違和感を主に取り上げている作品です。
そのため、男性であれば共感できないことが多い作品だと感じ、
むしろ苛立ちを感じる人も居るかもしれないです。
男性の視点で見たときに
「そんなこと」
と一蹴できるような内容が記載されていると思いました。
でも本書に共感できなかった人たちは考えてみてほしい。
本当に今まで違和感はなかったのか??
今まで本当に誰かに傷つけられていなかったか。
男性だから。女性だから。子供だから。普通だから。
だから、お前は○○なんだ。
そんな心無い言葉は誰であろうと聞いたことのある言葉だと思っています。
その言葉に傷ついたことを思い出せば、
立場を変えて人の意見を見るきっかけを作れる。
そう思います。
私が本書に出てきている人たちの経験に共感できなくても、
涙を流したのは自分の傷を思い出したからかもしれません。
あの時傷ついていた。
それを思い出すのは苦しい事で涙が溢れるようなことだけど。
傷ついたことを忘れないことで、
大切にしたい自分を思い出すきっかけにもなりました。
本当の自分はどんな自分か。
本当になりたい自分は
どんな姿をしているのか。
そのために、世界を恨むか
自分を変えるか
それは自分自身で決めるべき事柄であったことを思い出させてくれます。
自分自身がどんな選択をしても、
その選択を決めた先に結果があり、
この本当の姿で生きていく事を後悔しない生き方を選ぶしかない
そんな当たり前のことを再度思い出させてくれる
優しくも厳しい作品をお楽しみください。
3. 「君の心に火がついて」の購入先
「君の心に火がついて」を読めるサイトはあります。
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