【ネタバレ】ジブリ映画最新作『君たちはどう生きるか』あらすじ・考察 アオサギは正体は何か・最後の結末について【広告】

噂の映画見てきました!!!
ジブリ映画新作の「君たちはどう生きるか」

内容は簡潔であるように思えましたが、登場人物がわりと多いのです。
登場人物の多さによって複雑に見えて、内容がわかりにくくなっている部分はあると思います。

実際、多くの疑問が残る終わり方だったので、
そう言われても確かに。
と思う終わり方でした。

ですが、本編に興奮したのも事実!

今、本編を見た興奮をそのままに本文を書いてます!

そのため、記憶間違いがあるかもしれないですがご了承下さい。

【ネタばれなし】ジブリ映画『君たちはどう生きるか』 作品概要

【タイトル】君たちはどう生きるか
【原作・脚本・監督】宮崎駿
【声優】菅田将暉、柴咲コウ、あいみょん、木村拓哉、木村佳乃、山時聡真
【音楽】久石譲
【主題歌】米津玄師【地球儀】

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【あらすじ】

 ジブリの完全新作アニメ「君たちはどう生きるか」は、宮崎駿監督が脚本を手掛けた完全オリジナルストリーです。

「君たちはどう生きるか」は、宮崎駿監督が少年時代読んだ同名の小説「君たちはどう生きるか」【吉野源三郎著】からタイトルを借り、自身の少年時代を重ねた自伝ファンタジー映画となっています。

【ネタばれあり】ジブリ映画『君たちはどう生きるか』 あらすじ

物語は母を家事で失った11歳の少年・牧 眞人(まき まひと)が父・勝一(かついち)とともに
東京を離れ、「青鷺屋敷」へ引っ越すところから大きく展開していきます。

そして、東京を離れ「青鷺屋敷」には新たに母親となった、亡き母の妹・夏子が居ます。
11歳という多感な年ごろの眞人は目まぐるしく変わる環境へ複雑な感情を抱きます。

そんな複雑な感情を抱え、新たな土地で友人もできず孤立する眞人。
ふさぎ込んでいき、誰にも言えない感情だけが彼の中で膨張していきます。

そんな中、眞人の前に現れたアオサギ。アオサギは眞人へ囁きます。
「あなたの母は死んでない」
その言葉を聞いて、目に光が戻る眞人

そして、アオサギの言葉を疑いながらも、アオサギを仕留める準備を進める眞人。
母が死んでいない。その言葉を聞き、アオサギに新しい世界に導かれたところから眞人の世界は大きく動き出します。

【ネタばれあり】ジブリ映画『君たちはどう生きるか』 アオサギとは

ちなみに、本当に上記画像のおじさんがアオサギです。
なんで姿がおじさんなのかというと、
眞人に弓矢で射抜かれた際にくちばし部分が損傷し、魔法がうまく作動しなくなった為らしいです。

たしかによく見るとくちばし部分に小さな丸い穴が開いてます。

そして、本作品でカギとなる存在なのがこのアオサギです。

結論から言うと、このアオサギは【眞人の心の写し】だと考えます。

「眞人、助けて」とアオサギが言ったシーンを覚えていますか?
眞人が自分で言葉にできない苦しみを代弁したのがアオサギだったんです。
ベットの上で苦しみ、母を失った痛み、新しい母のやりきれなさ、父への思いなど。
11歳の眞人が考えるにはあまりにも大きすぎる問題が積み重なり、ふさぎ込んでいた時にアオサギが眞人へ言った言葉です。

心がはち切れそうな時に、心が助けて。と言っている。
そんな風に私には見えました。

他にも、「仲間でも友人でもない」「いづれ忘れる」などアオサギは発言しています。

「仲間でも友人でもない」というセリフは、眞人と一緒に異世界を冒険をするときアオサギが眞人に投げたセリフです。
このセリフも『今は』をつけると見方が変わってくるのでは無いでしょうか?
自分自身の心が仲間でも友人でもない。
そんな時期が多くの人にあったと思います。
心と体がちぐはぐは時期。
学校、家庭、友人、勉強、将来など考えれば考えるほど心が痛む時期。

心とも仲間割れした私たちは一緒に人生を歩んで来るうちに、痛む心は敵ではない。と知るようになってきます。

それと一緒で、眞人の目の前に現れたアオサギは、いつか彼を寄り添うよう彼を助け。
彼を勇気づけ、手を引っ張り眞人と二人三脚で冒険を進めていきます。

心とともに成長する眞人は少しづつ、世界との関わり方を学んでいき。
最後、眞人たちが冒険した異世界が崩壊する瞬間が訪れました。

異世界が崩壊する瞬間、眞人は異世界の石とお守りを持ってきます。
本来であれば異世界での冒険はすべて忘れるはずなのに忘れない眞人に驚き、
いつの間にか持っていた石とお守りを持っている事に飽きれるアオサギ。

ですが、ここでアオサギは眞人に「いずれ忘れる」と言い残しどこかに飛び去って行きます。

ここでの「いずれ忘れる」は言葉の通り忘れるんです。

これまで感じていた痛み、辛さ
冒険で得たわくわく、ドキドキ
心で感じていたこともすべて、いずれは忘れ過去の記憶へ変化します。

ただ、ここでの出来事を忘れても、眞人は心との向き合い方を忘れないし
大切な人との関わり方も忘れない。


忘れる事柄と忘れない事柄がある。
そんなことは当たり前のことです。

心の中の世界で冒険し、心と協力して11歳の困難を乗り越えたんだから。

私たちにもそんな経験はあると思います。
現実を受け入れられず、心が現実に飲み込まれたとき。
そんな時、結局心が私たちを助け。助けられたことを今日まで忘れています。
そして、またいつもの様に私たちの近くでアオサギが寄り添ってくれている。

アオサギが眞人の心なのかは宮崎駿監督がそう言っていたわけでもないのでわかりません。
ただ、私はアオサギは眞人と共に成長する永遠の仲間で友人になる真人の心自身だと感じました。

【ネタばれあり】ジブリ映画『君たちはどう生きるか』 感想

本映画では多くの疑問があるように書かれているように感じました。
登場人物も多く、多くの人の意思がグルグルしている中、眞人自身が何を選択するのか。

誰を信じ、何を決めて、どう生きていくのか。
そして、自分自身の何を知っているかを気付くことができるのか。

それが眞人にとって大切なことで、現代を生きる私たちにも大切なことだと感じました。

私たちが生きる現代はSNSなど評価を他社に依存することが出来る世の中です。
ですが、その中で自分で感じた正しさや正義、悪意を誰にどう表現するのか。

それによって私たちの物語は大きく変化します。

登場人物の中で自分と似ているキャラクターを探すのでも
眞人と一緒に冒険をする気持ちになるのでも。
よくわからない。そう思っても一度は見てほしい作品です。

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